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お酒とオールバックに溺れる夜

第6章 第6酒 -嫉妬の味-

「あ...
純さんが、
せっかく作ってくれたのに...」

私は、
お酒をぶっかけられたことよりも、

一杯のカシスソーダが
無駄になってしまったことが
悲しかった。

「気分を害したのは、
私なので謝ります!
すみません...

...でも...お酒に罪はありません

彩菜さん
純さんが、
気持ちを込めて作ってくれたお酒を
無駄にしては駄目です!」

自分でも驚いたが
考えよりも先に
口走ってしまっていた。

「はぁ?
あんたに説教される
覚えはないんだよ!」

パシーン!!!

彩菜さんから
強烈な平手打ちを
もらってしまった。

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