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お酒とオールバックに溺れる夜

第7章 第7酒 -始まりの味-

私はいつの間にか、
カウンターから
ソファー席に
追い詰められ、
押し倒された。

ドサッ

純さんに見つめられ、
胸が苦しくて
上手に呼吸ができない。

どうすればいいのか分からなくて、
涙目のまま見つめ返した。


純さんは
私の両頬を優しく包むと、
何度も何度も
甘いキスを繰り返す。

「んんッ...ちゅっ...ん...ちゅうぅ///」

チュッ、チュパ、チュク

イヤラシイ水音は、
徐々に激しさを増していく。

私の口内で
妖しく蠢く舌に
必死で応えるけれど、

すぐに絡め取られ、
啜るようにして
舐められると、

舌さえも
犯されてるような気持ちになる。

長く甘く激しい唾液の交換。

それに満足したのか、
純さんは唇から離れ

どちらのともつかない唾液が、
銀色の糸を引いて途切れた。

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