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春夏秋冬

第167章 薄愛

君が僕に
浴びせた
罵倒

走馬灯のように
耳にこびりつく

真夜中の黒
朝方のオレンジ

君を忘れて
新しい誰かを
受け入れて

また始まる
一からのスタート

分かり合えずに
泣いた日々
罵倒し合った
夜中の暴走


君から笑顔が消えた日
僕の心は荒んだ

悲しいね
迷わない日々は無い

関わり合う難しいさ
わかり合う悲しさ

後から込み上げる感情
止まらない枯れた愛情


甘い隙見せた
透かさず入る欲望

片っ端から吸い上げ
何もなくなる
空の心音


焼きつく涙
拭わず歩いた

もう君には
戻れない時

今日も君を少しづつ
忘れていく…

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