訪問介護
第2章 鈴木さん宅へ
僕が、鈴木さんの正面から鈴木さんの体を洗おうとすると、鈴木さんは、
「男に洗われるの嫌じゃなー!」
と、不機嫌そうに言い出しました。実は、鈴木さんは、利用者さんとしては、結構難しい人なんですね!それを分かっているので、チーフも機嫌を損ねないように気を使っていたのです。さっきまでは、後ろから洗っていたのでたぶんあまり気にしていなかったんでしょう!でも正面に回ると嫌でも視界に入りますからね。男の僕が……。
僕は、
「あと少しですからね!直ぐに済みますから……!」
と言って、洗おうとしますが、
「男は、嫌じゃ!」
と言って、鈴木さんは、僕の手を持って洗わせないようにしました。僕は、困ってチーフの方を見ると、チーフは、
「じゃー、鈴木さんに私も洗ってもらおうかな?柳沢くんボディーソープ取って!」
と言って、チーフは、僕からボディーソープを受けとると、泡立てて、鈴木さんの右手につけました。そして、自分の太ももに鈴木さんの右手を乗せると、小さな声で、
「柳沢くん!」
と僕を呼び、
「今のうちに洗っちゃって!」
と言いました。僕は、
「はい!」
と答えて、鈴木さんがチーフの太ももを触り手を動かすのを見て、鈴木さんの左腕に泡立ったスポンジを当てました。鈴木さんは、特に気にした様子はなく、今のうちに洗えそうだ!と僕は思いました。
「男に洗われるの嫌じゃなー!」
と、不機嫌そうに言い出しました。実は、鈴木さんは、利用者さんとしては、結構難しい人なんですね!それを分かっているので、チーフも機嫌を損ねないように気を使っていたのです。さっきまでは、後ろから洗っていたのでたぶんあまり気にしていなかったんでしょう!でも正面に回ると嫌でも視界に入りますからね。男の僕が……。
僕は、
「あと少しですからね!直ぐに済みますから……!」
と言って、洗おうとしますが、
「男は、嫌じゃ!」
と言って、鈴木さんは、僕の手を持って洗わせないようにしました。僕は、困ってチーフの方を見ると、チーフは、
「じゃー、鈴木さんに私も洗ってもらおうかな?柳沢くんボディーソープ取って!」
と言って、チーフは、僕からボディーソープを受けとると、泡立てて、鈴木さんの右手につけました。そして、自分の太ももに鈴木さんの右手を乗せると、小さな声で、
「柳沢くん!」
と僕を呼び、
「今のうちに洗っちゃって!」
と言いました。僕は、
「はい!」
と答えて、鈴木さんがチーフの太ももを触り手を動かすのを見て、鈴木さんの左腕に泡立ったスポンジを当てました。鈴木さんは、特に気にした様子はなく、今のうちに洗えそうだ!と僕は思いました。