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優誠「…まてよ…もし死神をやっつけたら…てっぺん狩りに一歩近づくんじゃね…？」


聖輝「えっ…？」


北島「何だい？君達さが高のてっぺん目指してるの？」


優誠「おう！こいつ、こう見えて結構強いから！」


聖輝「いっいやいや！！僕は喧嘩とか一切しません！！」


優誠「いやいや！入学式前に新渡戸と苅野ボコボコにしてただろ？」


聖輝「ちっ違う！！あれは僕じゃなくて…」


優誠「あぁ〜！確か狛犬っていう手下がいたな！はいはい！」


聖輝「いやっ…狛犬さんは手下じゃなくて…きょ」


北島「そうだ！君達…錦戸くんを元の優しい姿に戻してくれないか？」


優誠「は？」


北島「錦戸くんはね…あんな乱暴なことする子じゃないんだよ！お花が好きで…保健室のそばの花壇の手入れを毎日欠かさずやってくれたんだ…」


北島「こんな私に対しても…笑って話をしてくれたんだ…だから…あの笑顔をもう一度見たいんだ！！」


優誠「いやっ、そう言われても俺ら関係ないし…」


北島「いーや！！ここで会ったのも何かの縁だ！！なっ？頼む！！」


聖輝「でっでも…優しい姿に戻すなんて…どうやってするんですか…？」


北島「大丈夫だ！大安の日以外に錦戸くんと話せばいいんだ！」


優誠「えっ？」


北島「錦戸くんが暴れるのは大安の日だけ、あとはごく普通の男の子だから！」


聖輝「そっ…そうなんですか……」


優誠「あのね、俺達はてっぺん狩りに興味があって他人の性格なんて興味ねぇんだよ！」


北島「本当にそうなのかい？」


優誠「そうだよ、全く興味ないね！」


北島「きみはどうなんだ？」


聖輝「えっ…」


北島「……。」


聖輝「ぼっ…僕は……」


優誠「おいおい、こいつだっててっぺん狩りしか頭にないから！な？そうだろ？」


聖輝「…僕は…これ以上…切り刻まれて倒れてる人達を…見たくありません…」


優誠「ルーキー…？」


聖輝「もし…死神を…錦戸さんを…説得できるのであれば…もう…あんな悲劇…起こる事ないんですよね…？」


北島「少なくとも、血を流す生徒は少なくなるだろうね。」


聖輝「…っ……」


もうこれ以上…


あんな怖い場面に遭遇したくない…


だったら……