新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第7章 死神
次の日。
聖輝「ふぅ……よし!」
僕は気合いを入れて2年1組の教室に行った。
聖輝「あっ…あの……」
「あ?何だてめぇ?」
聖輝「ひぃっ!!あっあの…にっ…錦戸さん…いらっしゃいますか…?」
「はぁ?錦戸?」
聖輝「はっはい…!!」
ゔぅ…怖いよ…!!
「…おい錦戸!お前に客だ。」
錦戸「……。」
死神こと錦戸さんは何も言わずに教室から姿を現した。
聖輝「こっこんにちは…」
錦戸「……。」
聖輝「あっあの…ちょっといいですか…?」
錦戸「……。」
僕は錦戸さんを連れて裏庭の方へ行った。
聖輝「こっここなら…誰もいないな…」
誰もいないところの方が話しやすいかも…
聖輝「あっあの…錦戸さ」
シュッ
聖輝「えっ?!」
突然僕の目元先が鋭く尖った鉛筆を刺してきた。
聖輝「あっ…あっ…!!」
鉛筆の先と僕の目玉の距離は数ミリしか差が空いてない。
錦戸「…クク……」
聖輝「……?!」
僕は目を疑った…
目の前にいるのは錦戸さんじゃなくて…
死神だった。