新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第7章 死神
手術から一夜明け、狛犬さんは目を覚まし、絶対安静で1週間入院することになった。
二宮「ハァ…ったく…無茶しやがって…」
狛犬「あははっ!ごめんごめん!」
聖輝「狛犬さん…本当にごめんなさい!!」
狛犬「いいっていいって!気にしないで!」
聖輝「…あの…これ、唐揚げ弁当です。」
狛犬「やったぁ!!マジで?!いっただきまーす!!」
二宮「お前…腹切られたのによく食べれるな…」
狛犬「えへへっ!唐揚げは特別だもん!」
二宮「あっそう…」
聖輝「本当に…無事で良かったです…」
狛犬「ごめんね、涼野くんの事ちゃんと守れなくて…」
聖輝「そんな事ないですよ!狛犬さんがいなかったら僕は…」
二宮「大丈夫なの?切り傷。」
聖輝「はい…今はもう痛くないです…」
狛犬「本当に?無理してない?」
聖輝「はい、大丈夫です。」
狛犬「そっか、良かったぁ…」
狛犬さん、僕のせいで死にかけたのに…
そこまで僕のことを心配してくれるなんて…