新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第8章 桜蘭
聖輝「ハァ…何で僕が……」
優誠くんもちょっとは手伝ってくれたっていいのに…
聖輝「…ふぅ…重いなぁ…」
ドンッ
聖輝「わぁっ?!」
バサバサ…
「いってぇな!!」
「前見て歩けや!!クズ!!」
聖輝「すっすみません!!」
僕はぶつかった人に謝って辺りに散らかった資料を片付ける。
聖輝「ハァ……」
「はい…これ。」
聖輝「えっ?」
通りかかった生徒が一部の資料を拾ってくれていた。
聖輝「あっありがとうございます!」
「大丈夫…?」
聖輝「はい…ちょっとよそ見してて…」
「……。」
聖輝「よいしょっと、ありがとうございました!」
僕はその人にお礼を言って再び職員室へ向かった。
「……。」