新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第8章 桜蘭
聖輝「あっあの……」
「もうすぐ着くからね。」
僕はサラリーマンの車に乗せられていた。
聖輝「あの…僕…帰りたいです…」
「ちょっと付き合ってくれるだけでいいから。」
聖輝「……。」
何処に連れていかれるんだろう…
怖い…
聖輝「……。」
「さぁ、着いたよ。」
聖輝「えっ…?」
車は高級ホテルの駐車場に入っていった。
聖輝「あっあの…ここ…」
「ふふ、これから楽しいことが起こるからね。」
聖輝「……。」
楽しいことって…ホテルだよね…?
何かイベントでもやってるのかな…?
「さぁ、降りて。」
聖輝「はっはい…」
僕はサラリーマンの言うことを素直に聞いて車を降りた。