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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第8章 桜蘭



「兄貴!前島のやつ来ました!」


兄貴「遅かったな…まぁ逃げなかっただけ褒めてやるよ…」


聖輝「えっ…?!」


部屋の中には、厳つい男の人達が4.5人いた。


前島「すっすいません…」


「あん?何だこのガキ。」


前島「あぁ、こいつはちょっと…」


「おい…何勝手に連れてきてんだよ?!」


聖輝「ひぃっ…!!」


兄貴「まぁまぁ、そうデカい声出すな。」


「すっすいません…」


兄貴「で?貸した300万…約束通り持ってきたよな…?」


前島「いっいえ…まだ…」


「はぁ?!てめぇどういうつもりだ?!」


「返済期限はとっくに過ぎてんだぞ?!」


前島「すっすいません!!あの…でっでも…お金の代わりにこいつを連れてきたんです!!」


聖輝「えっ…?!」


兄貴「あぁ?どういうことだ?」


前島「こっこいつ!さっきそこで出会ったガキなんですけど、可愛い顔してるので売春でもさせたらすぐお金入ると思うんです!!」


聖輝「ばい…しゅん……?」


「はぁ?!男に売春?!ふざけんじゃねぇよ!!」


「だったらせめて女連れてこいよ!!」


前島「いっいや!こいつ…ゲイの親父とかにめちゃくちゃハマると思うんですよ!!」


「はぁ?お前頭でもおかしくなったか?」


「金は用意してないわ男で売春させようとするわ…ふざけんなっ!!」


前島「ひぃっ?!」


兄貴「待てや!!」


「?!」


「あっ兄貴…?」


兄貴「…ふん…男に売春か…悪知恵だけは働くんだな…」


前島「やっ山野さん…」


兄貴「…いいだろう…1週間こいつを売春させて金が良かったら借金帳消しにしてやる。」


聖輝「えっ?!」


前島「あっありがとうございます!!」


兄貴「ただし!!金にならなかったら…どうなるか分かってるよな…?」


前島「はっはい!!」


兄貴「…ふん、行ってもいいぞ。」


前島「しっ失礼します!!」


聖輝「あっちょっ…!!」


サラリーマンは逃げるように部屋を出た。

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