無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「さてと、こいつどうします？さっそく店探して入れますか？」


兄貴「いや…店に入れる前に……」


聖輝「なっ…何ですか……？」


こっ怖い…怖すぎる…！！


兄貴「その制服…さが高だよな…？」


聖輝「えっ？！」


「さが高って…あの不良しかいないっていう…」


「マジで？このガキが？」


兄貴「間違いない、俺も昔はさが高の奴らと殺り合った事あるからな…」


「おぉ〜、さすが兄貴！」


兄貴「さが高に入るくらいだから…かなりの腕前なんだろうな…」


聖輝「いっいや…ぼっ僕は…」


兄貴「お前…俺と勝負しねぇか？」


聖輝「えっ…？」


兄貴「サシの勝負だ。お前が勝ったらそのまま逃がしてやる。ただし…負けたら…死ぬまで俺達の為に身体売って働け！」


聖輝「えっ？！死ぬまで？！」


「おぉ〜さっすが兄貴！カッコいい〜！！」


「兄貴のケンカ久々だぜ！！」


兄貴「まぁ、こんなところじゃ雰囲気は出にくいが…店のもんから許可は貰ってる。派手に暴れていいぞ。」


聖輝「いやっ…あの…僕は…！！」


「あん？お前…逃げるとか言わねぇよな…？」


聖輝「！？」


「もし逃げるとか言ったら…お前の身体セメントで固めて海に沈めるぞ？」


聖輝「ひっひぃ！！」


兄貴「はっはっは！逃げる訳ないだろ！あのさが高の生徒だぜ？ケンカは大好きなはずだ…」


聖輝「いやっあの…僕本当にケンカとか…」


兄貴「さぁ…殺ろうか…サシの勝負を…！！」


「いけー！！兄貴！！」


「殺っちゃってくださいよ兄貴〜！！」


聖輝「あっ…あっ…！！」


兄貴「さぁ…どっからでもかかってこいや！！！」


どっどうしよう…！！


こんなヤクザみたいな人にケンカ売られるなんて…！！


負けたら一生売春として働かせる…そんなの嫌！！


でも…僕に勝ち目なんかないよ…！！


兄貴「どうした？まさか俺から来いって言うんじゃねぇだろうな？」


聖輝「あっいや…えと…」


兄貴「…チッ…ならお望み通り俺から殺ってやるぜ！！」


「兄貴ー！！！」


兄貴「おらぁー！！！」


聖輝「…！！！」


殴られる…！！！


ピンポーン


「「「「「「？！」」」」」」


聖輝「あっ…あぁ…！！」


間一髪、僕の目の前で拳は止まった。