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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第8章 桜蘭



松本「……悪りぃ…俺…何か嫉妬してた…」


聖輝「えっ…?」


松本「俺と雅紀は幼なじみなんだ。小さい頃からずっと一緒で…一緒に遊んで…一緒にケンカして…まるで本当の兄弟のように仲が良かった。」


松本「中学になってからは、かずも一緒に連むようになって…ずっと3人一緒にいた。」


松本「高校も一緒のところに行こうって言ってさ…1年の時はもう毎日ずっとケンカしてたんだ。」


松本「でも…2年になってから…俺は家の事情で学校休んでて…ついこの間から学校に来た時…雅紀はすげぇ笑顔でずっとある男の話ばっかりするようになった。」


松本「俺でなければかずでもない。そう…お前の話。」


聖輝「えっ…?」


松本「いつどこにいてもさ…ずっとお前の話ばっかりするからさ…俺の中でいつの間にかお前に対する嫉妬心が生まれてた。」


松本「ルーキーって呼ばれてると聞いて…ケンカ仕掛けたけど…強いどころかケンカすら知らない奴だったし…」


松本「こんな奴に雅紀を取られたって思うと…無性に腹が立って…それで……」


二宮「相葉さんに近づくなって吹きかけた…」


聖輝「…松本さん…」


狛犬「松潤…ごめんね…余計な心配かけて…」


松本「いや、俺の方こそ…ごめん…」


聖輝「松本さん…僕…」


松本「悪かったな…変なこと言って…俺の言ったことは忘れてくれ…」


聖輝「……はい…」


狛犬「ねぇねぇ!この際だから松潤も涼野くんと友達になりなよ!」


松本「えっ…?」


二宮「こいつ弱虫で泣き虫だけど…面白い奴だから。」


聖輝「…松本さん…僕…松本さんと友達になりたいです…」


松本「涼野……」


狛犬「ほーら!握手握手!」


松本「……ん…」


聖輝「あっ……よろしくお願いします!」


狛犬「じゃあ決まり!これから俺達4人はずっと友達ね!」


二宮「はいはい。」


聖輝「はい!」


松本「ったく…しゃーねぇな…」


僕に新たな友達ができた。


名前は松本潤さん。


顔が濃くて見た目は怖いけど…友達思いの優しい人だ。

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