新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第8章 桜蘭
松本「初めて会った時から思ってたんだけど…お前、妙に甘い匂いするよな…」
聖輝「えっ?僕ですか?」
二宮「なに?またこの間抱きつかれた奴に抱きつかれたの?」
狛犬「ちょっ何それ?!教えて教えて!!」
二宮「いや、こいつ立ちくらみした奴に抱きつかれたらしくて、そん時同じ匂い俺も感じたのよ。」
松本「この匂い…どっかで嗅いだことあるな…」
聖輝「あっ、この匂いは多分安田さんだと思います。」
狛犬「安田さん?」
聖輝「はい!2年4組の安田章大さんです。」
二宮「えっ……」
松本「お前…あいつと会ったの…?」
聖輝「はい!お友達ですよ。」
狛犬「友達?!そうなんだ……」
聖輝「えっ?みなさん…どうかしましたか…?」
松本「お前…あいつのこと知らねぇの…?」
聖輝「知らねぇのって…?」
二宮「安田章大…あいつ……」
二宮「男が好きなんだよ…」