新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第8章 桜蘭
〜??side〜
「ぐはっ……!!」
ドサッ
「……。」
「てめぇ…いつか必ず……殺す……」
「……。」
「ここにいたんだ。」
「おぉ、久しぶり。」
「なに?また殺ったの?」
「暇つぶしにもならなかった。」
「あはは!それは残念でした。」
「学校はどう?目立つ奴いんの?」
「いや、今年入ってきた1年も荒れてるだけで目もくれる奴はいない。」
「ふーん、つまんねぇな。」
「でもさ…最近立て続けに2年の骨のある奴らが殺られたらしい。」
「へぇ〜同じ奴?」
「いや、一人は魔王が殺ったらしい。」
「魔王?」
「この間も何かスーパーでウチの生徒が暴れてたのを止めたって。」
「あははっ!誰?魔王が?」
「そう、学校中魔王のそんな噂が回ってるから。」
「へぇ…何が目的なんだろうな?」
「分からない、でも…誰が相手でもウチの長にはかなわないよ。」
「魔王か……しばらく遊ばせておくか…」