新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第2章 入学式
聖輝「ぐすっ……」
「大丈夫?落ち着いた?」
聖輝「はっはい…あの…助けてくれてありがとうございました…!!」
「どういたしまして!」
この人がいなかったら…
僕は間違いなく死んでいた…
僕は感謝の気持ちでいっぱいだった。
「それにしてもこいつらさ…こんな可愛い子にケンカ売るなんて、酷すぎるよね!」
聖輝「…怖かったです……」
「うんうん、そりゃあ怖いよね!いきなりケンカ売られて殴られそうになったらね。」
聖輝「はい……」
本当に怖かった……
「…あっ、そうだ。きみの名前は?」
聖輝「えっ?あっ…あの…涼野聖輝です……」
「へぇ〜涼野聖輝くんか、よろしくね!」
聖輝「はっはい…あっあの!あなたは…?」
「俺?俺のことは狛犬って呼んで!」
聖輝「狛犬……?」
狛犬「そう、狛犬!じゃあ俺はこれで!」
聖輝「あっちょっと!」
そう言うと彼は走り去ってしまった。
聖輝「狛犬…さん…」
カッコいいなぁ…
聖輝「…あっ!急がないと!!」
僕は学校へと走って向かった。