新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第10章 初デート
「いらっしゃいませ。」
櫻井「こんばんわ。」
「お待ちしておりました、櫻井様。こちらへどうぞ。」
僕達はボーイさんについていき、オシャレな個室に案内された。
「お飲み物はどうされますか?」
櫻井「そうだなぁ…俺今日車だから…お茶で、聖子ちゃんは?」
聖輝「えっと…私もお茶で。」
「かしこまりました。」
オーダーを聞くと、ボーイさんは個室を出て行った。
聖輝「お酒はよく飲まれるんですか?」
櫻井「そうだね、普段は白ワイン頼むんだけど…今日は車だからね。」
聖輝「そうなんですね。」
櫻井「聖子ちゃんは?お酒飲まないの?」
聖輝「えっ?!わっ私は未成年なので…」
櫻井「周りの子も飲まないの?」
聖輝「のっ飲みませんよ!!」
櫻井「へぇ〜さすが聖子ちゃん、真面目だね。」
聖輝「そっそうですかね…」
櫻井「俺が高校生の時はみんなお酒飲んでたけどね。」
聖輝「帝都生なのに…ですか?」
櫻井「聖子ちゃん、帝都だからって全員がガリ勉の真面目とは限らないからね。」
聖輝「えっそうなんですか?!」
櫻井「あははっ俺だってどっちかっていうと遊んでたからね〜」
聖輝「へぇ……」