新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第10章 初デート
コンコンッ
「失礼します、お飲み物お持ちしました。」
櫻井「ありがとう。」
「お食事はいつものでよろしいですか?」
櫻井「うん、よろしく。」
「かしこまりました、失礼します。」
聖輝「これ…お茶ですか…?」
櫻井「そうだよ、静岡で作られた高級茶だね。」
聖輝「こっ高級茶…!?」
櫻井「うーん…やっぱりお茶だと雰囲気出ないなぁ…」
このお茶…透き通っててすごい綺麗…
櫻井「じゃあ、乾杯しよっか。」
聖輝「はっはい。」
櫻井「初デートの記念に、乾杯。」
チンッ
聖輝「いただきます。」
僕はグラスに口をつけ、一口飲んだ。
聖輝「…んっ!美味しい!」
櫻井「このお茶ね、苦味がないんだよね。」
聖輝「はい…苦味がないのでゴクゴク飲めちゃいますね!」
櫻井「そうだね。」
聖輝「わぁ…すごい…」
まさかお茶でこんなに感動するとは思わなかった。
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