新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第11章 武田信玄
「なぁ、これからどうするよ?」
「その辺の弱そうな奴ビビらせて金巻き上げようぜ?」
「あぁ…だる……」
聖輝「……。」
旧校舎に来たのはいいけど…
小山さんの言う通り、不良達が溜まってる…
聖輝「えっと…1階の奥って…あっ……」
目の前には鍵のかかった門があった。
その先にあるのが小山さんが言ってた開かずの扉があるに違いない。
聖輝「どうしよう…鍵なんて持ってないし…」
職員室に行ったらあるかな…
チャリン…
聖輝「えっ?」
何かが落ちる音が聞こえ、足元を見ると鍵が落ちていた。
聖輝「これ…もしかして……」
ガチャガチャ……ガチャンッ
聖輝「?!」
開いた……
聖輝「…ゴクッ……」
僕は意を決して門を開けた。