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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第12章 ケルベロス



聖輝「ぐすっ…ありがと…ございます…小山しゃ…!!」


小山「いえ…たまたま階段の状態を見に行ったらたくさんの生徒達が倒れていたので…」


聖輝「小山さんが…来てくれなかったら…僕…!!」


小山「よかったです…涼野くんにケガがなくて…」


聖輝「ありがとうございました…」


小山「危ないですので…今日はもう帰った方がいいですよ…?」


聖輝「はい……」


今すぐ帰りたい…


でも、さっきの恐怖で身体が動かない…


聖輝「…っ……」


小山「あの…家まで送りましょうか…?」


聖輝「えっ…?」


小山「いや…気が動転してますし…心配なので…」


聖輝「小山さん…でも…お仕事あるんじゃ…?」


小山「大丈夫です、急ぎの仕事ないので。」


聖輝「……お願いします……」


小山「…行きましょうか。」


聖輝「はい……」


僕は小山さんの車で家まで送ってくれることになった。

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