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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第15章 クラウン



松本「どういうことだよ…これ…」


二宮「簡単だよ、時間を1時間ズラしたの。」


優誠「1時間ズラした…?」


二宮「えぇ、学校内にある時計全部をね。」


狛犬「えぇ?!そんなことできるの?!」


二宮「まぁね。」


教頭「おい!!こんなことしてただで済むと思うなよ?!」


松本「さすがにまずいだろ!学校の時計いじるなんて…」


二宮「大丈夫ですよ。」


教頭「何が大丈夫だ?!松本じゃなくてお前を退学にしてやる!!」


聖輝「そっそんな!!」


校長「確か、二宮くんだったかな。」


二宮「はい。」


校長「生徒である君が学校全体の時計をいじれるわけがない。」


二宮「おっしゃる通りで。」


校長「じゃあ、どうやって時計をズラしたんだ?」


「僕が時計をいじりました…」


教頭「なっ…?!」


校長「やっぱりきみだったか…」


聖輝「こっ小山さん?!」


小山「校長先生…教頭先生…すみません…」


教頭「小山くん…何でこんなことを…?」


小山「僕は…彼らの友情に感動しました…」


小山「どんなことがあっても友達を信じる気持ち…まさかこの高校でこんな光景を見るとは思いませんでした…」


小山「処分なら僕が受けます、なので…彼らのことを…どうか守ってください…お願いします…」


聖輝「小山さん……」


校長「……。」


松本「…ありがとう…ニノ……小山さん……」


二宮「……。」


狛犬「…やだ…やだよ…誰も学校辞めないで!!」


優誠「頼む…松潤のこと許してくれ…!!」


二宮「……。」

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