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聖輝「…んっ…」


あっ…僕も寝ちゃってた…


櫻井「スー…スー…」


聖輝「櫻井様……」


コンコンッ


若井「失礼します、聖子ちゃん。」


聖輝「あっ店長…」


若井「あれ？櫻井様…寝てるの？」


聖輝「はい…昨日の夜会社のパーティに参加されてたみたいで…」


若井「そっか…櫻井財閥の御曹司となるといろいろ付き合いもあるもんね。」


聖輝「はい…」


若井「大変だよね…若いのに…」


聖輝「本当ですね…」


若井「…昨日櫻井様と話してたんだけど…どんなに忙しい毎日送っていても…聖子ちゃんに会ったら一気に疲れが飛ぶんだって。」


聖輝「えっ…？」


若井「櫻井様にとって聖子ちゃんは本当に特別で…聖子ちゃんの為だったらどんな壁でも乗り越えられるって。」


聖輝「櫻井様……」


若井「…でも…きみはそういうわけにはいかないよね。」


聖輝「…はい……」


若井「ハァ…こんな形で出逢ったのも運命のいたずらだね…」


聖輝「そうですね…」


若井「どうする？今から休憩回そうと思ったんだけど…」


聖輝「あっ、櫻井様が起きるまでは…」


若井「分かった。」


聖輝「櫻井様…」


ごめんなさい……