新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第17章 幼なじみ
優誠「確かに誓約書を守らなければ消される…ただ、殺されるとはちょっと違う。」
聖輝「違うって…どういうこと?」
優誠「あいつが関与する殺され方は…そいつらの戸籍自体を消すってことだ。」
聖輝「戸籍…?」
優誠「あぁ、豪鬼は相手の存在そのものを消してしまう力があるらしい…」
聖輝「えっ…??!」
優誠「まぁ、戸籍に関しては噂でしかないけどな。」
聖輝「びっくりした…本当に戸籍ごと消してるのかと思った…」
優誠「噂だからマジな話かは分からないけど、あいつに狙われたら素直に従うのが一番いい。」
聖輝「そっそうだね…逆らわない方がいいね…」
優誠「それにしても…お前ってつくづく運のある奴だな。」
聖輝「えっ?」
優誠「だって豪鬼に助けられたんだろ?」
聖輝「うっうん…」
優誠「狙われなかったのが幸いだったな。」
聖輝「本当に…今の話聞いてそう思った…」
なんであの人は僕の味方になってくれたんだろう…