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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第18章 死神2



聖輝「しっ死神??!」


優誠「えっ?!こいつが?!」


北島「ちょっとちょっと!今は錦戸くんだって、ね?」


錦戸「……。」


優誠「こいつが…不良狩りの……」


聖輝「どっどど…どうしてここに…?!」


北島「錦戸くんね、最近ずっと保健室にいるのよ。」


優誠「何でまた…」


北島「最近不良狩りやってないでしょ?ちょっとやり過ぎたって反省してるみたい。」


聖輝「そっそういえば…大安の日何もなかったよね…」


優誠「あぁ…でも、それはてっきり殺られて動けなかったんだと思ってた…」


北島「確かにある男の子によってしばらく学校お休みしてたね。」


聖輝「それ…魔王さんだ…」


北島「魔王?違う違う、あの子は3年3組の渋谷すばるくんよ。」


優誠「渋谷すばる?」


北島「この春編入してきた男の子よ。」


聖輝「この春…」


錦戸「……い…」


優誠「えっ?」


錦戸「見舞い…来てくれた……」


聖輝「お見舞いって…」


北島「家まで様子見に来てくれたんだよね?」


錦戸「……。」


優誠「何でまたこいつん家に来たんだよ?知り合いだったの?」


錦戸「……。」


北島「きっと渋谷くんは更生させる為に錦戸くんと会ってたんだよ。」


聖輝「更生…?」


北島「渋谷くんが止めてくれなかったらね…錦戸くん警察に捕まるところだったから。」


優誠「警察?!」


北島「刃物使うでしょ?それは不良同士のケンカだけでは済まされないから。」


聖輝「たっ確かに…僕も…2回殺されかけました…」


北島「そうね…涼野くんには謝りたいって思ってるんだよね?」


錦戸「……コク…」


優誠「とかいいながら…また狙うんじゃねぇの?」


北島「そんなことない!錦戸くんしっかり反省してるから!」


錦戸「……。」


聖輝「……。」

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