新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第18章 死神2
優誠「ったく…話って何だよ…」
北島「まぁまぁ。」
ガラガラッ
北島「そこに座って。」
聖輝「はっはい…」
僕達は空いている椅子に座った。
北島「今美味しい紅茶淹れるわね〜♪」
優誠「淹れるわねって…」
聖輝「まぁまぁ…」
優誠「ったく…何で俺達が…」
聖輝「…あれ…?」
カーテンの隙間からベッドに横になっている人影が見えた。
北島「おまたせ〜♪」
優誠「おっ、結構美味そうじゃん。」
聖輝「あの…先生、誰か寝ているんですか?」
北島「まぁ、ちょっとね。」
優誠「病人?」
北島「うーん…ある意味。」
聖輝「ある意味…?」
北島「ほら、それよりも美味しいケーキ用意したから食べましょ!」
優誠「あっあぁ…うん…」
聖輝「わぁ〜美味しそ〜♡」
北島「ほら、涼野くん連れてきたから一緒にお話しよう!」
聖輝「えっ?」
北島先生、カーテンの隙間から誰かと会話している…
北島「大丈夫!隣にいるのは涼野くんのお友達だから!ね?」
優誠「おっさん…誰としゃべってるんだよ…?」
聖輝「さっさぁ…」
北島「うん…うん、紅茶も入れたから。」
シャーッ
「……。」
聖輝「えっ…??!」
カーテンを開けたら…そこには死神がいた。