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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第4章 狂犬



次の日。


聖輝「ハァ…テストかぁ…」


ヤマが当たってたらいいけど…


優誠「よっ!ルーキー!」


聖輝「あっ、優誠くん…おはよう…」


優誠「何だよ?しけた顔して…」


聖輝「だって今日はテストだから…」


優誠「テスト?あぁ、はいはい!」


聖輝「優誠くん、勉強してきた?」


優誠「いや、全く。」


聖輝「えっ?!」


優誠「っていうか、さが高で出てくるテストなんて所詮小学生レベルだろ!」


聖輝「まさか…そんなことはないと思うけど…」


優誠「だって、ここ必要書類書いて送ったら受かるし。」


聖輝「えっ、試験なかったの?!」


優誠「いやいや、こんな不良高にあるわけないだろ!」


聖輝「へっへぇ…」


恐るべしさが高…


ガラガラ…


猪塚「おーい!席につけ〜!」


聖輝「来た……」


ついにテストの瞬間がやってきた。


猪塚「お前ら!今日は楽しい楽しい実力テストだ!」


「全然楽しくねぇよ!」


「あぁ、テストだりぃ…」


「どうせ簡単な問題だろ、楽勝楽勝!」


猪塚「ふっふっふっ…あまいぞ、お前ら。」


「は?」


聖輝「???」


猪塚「さが高のテストは特殊でな…なんと!私立山吹学園と全く同じペーパーテストなんだ!」


「は?」


「山吹って進学校じゃね?」


猪塚「そう!校長同士の仲もあって、特別に山吹で作られたテスト用紙をそのままこっちに渡してくれるんだ!」


「げっ?!じゃあめっちゃ難しいんじゃ…」


猪塚「進学校だからな!」


「はぁ?!」


「ふざけんなよ!!」


優誠「そんなのアリかよ…」


聖輝「テストはちゃんとしてるんだね…」


よかった…


猪塚「実力テストだからな、成績には反映されないが…今後のテストで赤点4つ以上だったら補習もあるからな!」


「補習?!」


「ふざけんなよ!!」


「最悪だわ…」


ガヤガヤ…ガヤガヤ…


猪塚「はいはい、静かに!!早速テストやるぞ!!」


優誠「ハァ…」


聖輝「優誠くん…」


よかった…


意外とちゃんとしてて…

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