新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第19章 渋谷先輩
聖輝「おはようございます。」
若井「おはよう、聖子ちゃん。」
聖輝「あれ?何してるんですか?」
若井「これ?新しい制服のデザイン。」
聖輝「新しい制服?」
若井「そう、櫻井様の依頼で夏に向けての新しい制服を考えてるんだ。」
聖輝「へぇ…どんな風にするんですか?」
若井「そうだなぁ…浴衣にしてもいいかなって思ってて。」
聖輝「浴衣かぁ…いいと思います!」
若井「えっ本当に?」
聖輝「はい!だって浴衣ってこんなに脚出すことないじゃないですか!」
若井「やっぱり脚出すのって恥ずかしい?」
聖輝「そりゃあ恥ずかしいですよ!だって僕…男だし……」
若井「あぁ、そうか!すっかり忘れてたよ。」
聖輝「えっ?!」
若井「あははっ、冗談だよ。」
聖輝「ハァ…びっくりした…もう店長……」
若井「ごめんごめん…あっ、ミニ浴衣!夏の新作制服はそれでいこう!」
聖輝「えぇ…ミニじゃないとダメなんですか…?」
若井「そりゃそうでしょ!男はミニの女の子に惹かれるんだから!」
聖輝「僕男なのに…」
若井「まぁまぁ、その制服も様になってるよ!」
聖輝「はっはぁ…」
若井「じゃあ今日も接客よろしくね、聖子ちゃん!」
聖輝「はっはい…」