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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第19章 渋谷先輩



聖輝「ありがとうございました!」


黒服「聖子ちゃん、随分接客上手になったね。」


聖輝「ありがとうございます!」


黒服「この調子で頑張ってね。」


聖輝「はい!」


カランカラン


「いらっしゃいませ!」


聖輝「いらっしゃいま…せ…?!」


狛犬「おぉ〜!」


松本「広っ…」


二宮「ハァ……」


なっ何で…


どうしてここに狛犬さん達がいるの…?!


狛犬「ねぇねぇ!メイドさんいっぱいいるよ!」


松本「メイド喫茶だから当たり前だろ。」


二宮「俺帰る。」


狛犬「待って待って!いいじゃん!高校生でも入れるんだから!」


黒服「いらっしゃいませ、当店のご利用は初めてですか?」


狛犬「はい!初めてです!」


松本「何かキャバクラっぽいな。」


黒服「当店ではこちらのリストから好きな女の子を指名することができます。」


二宮「指名って…ぼったくりの店じゃないの?」


黒服「いえ、指名するのに料金はかかりませんし、メニュー以外にお金を請求することはありません。」


狛犬「この前佐田っちが言ってたんだけど、このお店って超リーズナブルなんだって!」


松本「へぇ…すげぇな。」


黒服「こちらの席へどうぞ。」


二宮「ハァ…マジで帰りたいんだけど…」


狛犬「いいじゃん!ちょっとだけでもさ!」


聖輝「……。」


どっどうしよう…!!


もしここで3人に指名されたら…


それ以上に…櫻井様と鉢合わせになったら…!!


聖輝「……。」


若井「聖子ちゃん、4番テーブルのお客様指名入ったよ。」


聖輝「はっはい!」


僕は指名されたお客様のところへと向かった。

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