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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第22章 御曹司の疑惑



春樹「はぁ…早く夏休み来ないかな…」


聖輝「まだまだ先だよね…」


春樹「楽しい時ってあっという間に過ぎるから寂しいよな〜…」


聖輝「うん、本当あっという間…」


時間を戻せるならゴールデンウィーク初日に戻りたい…


春樹「はぁ…たっちゃんも早く退院してくれたらなぁ…」


聖輝「忠義くん?」


春樹「うん、たっちゃんが退院したら一緒に旅行行けるだろ?」


聖輝「そうだね、忠義くんといろんなことして遊びたい!」


春樹「だよな〜、退院が待ち遠しいな…」


聖輝「退院かぁ…今月中にはできるのかな…」


春樹「多分、この間お見舞いに行った時もリハビリ順調だって言ってたし。」


聖輝「ふふっ、僕も忠義くんにお土産渡したいなぁ〜♪」


春樹「絶対喜んでくれるよ。」


聖輝「うん!熱海にいる時もね、忠義くんと8時間も電話したの!」


春樹「はっ8時間?!」


聖輝「うん!気づいたら朝になっててびっくりした…」


春樹「それ、スマホ大丈夫なの?」


聖輝「まぁ…機種は一緒だから無料通話できたんだけど…電話終わってからすっごく熱かったからほとんどスマホ触らなかった…」


春樹「よかったな…煙とか出なくて。」


聖輝「うん、長電話しすぎるとスマホが危ないね…」


春樹「それにしても8時間かぁ…すげぇな…」


聖輝「もう熱海の話してたらついつい盛り上がっちゃって…」


春樹「あははっ!たっちゃんそういう話大好きだからな。」


聖輝「うんうん!いろいろ聞いてくるからもう僕もたくさんしゃべっちゃった!」


春樹「そっか〜、あぁっ、早くたっちゃんと遊びたい!」


聖輝「うん!遊びたい!」


〜♪♪♪


聖輝「あっ、ちょっとごめんね。」


春樹「うん。」


僕はスマホを持って部屋の外に出た。

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