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次の日。


僕は封筒に入れた大金を持って学校に来た。


聖輝「……。」


「おらおら！！」


「てめぇ…面貸せや！！」


聖輝「…ハァ……」


こんな不良達の中からどうやって探せばいいの…？


聖輝「……。」


「あの〜…」


聖輝「うわっ？！」


後ろから急に話しかけられてびっくりしてしまった。


小山「あっ！すっすいません！あの…見たことあるシルエットだったので…」


聖輝「あっあなた…確か管理人さんの…」


小山「こっ小山です…」


聖輝「小山さん…」


相変わらず挙動不審だ……


小山「あの…どうかしたんですか…？」


聖輝「あっあの！これ……」


小山「これは…？」


聖輝「にっ…20万入ってます…」


小山「にっ20万？！ひぃっ！！わっわわわ賄賂ですか？！」


聖輝「えっ？！いやいや、違いますよ！！」


小山「僕にお金渡しても何も起こりませんからね？！」


聖輝「あの…賄賂じゃないです…」


小山「あっ…すっすいません…急に大金見せられたからつい…」


聖輝「いっいえ…あの…実はこのお金…この学校の誰かさんのお金なんです…」


小山「えっ？」


聖輝「昨日スーパーに行って…さが高の生徒がレジを並んでいたお爺さんを突き飛ばして…その時生徒達の暴走を止めてくれた人がいて…」


聖輝「おじいさんへの治療費とお店への迷惑料として…この20万を…」


小山「なるほど…」


聖輝「それで…おじいさんも店長も見ず知らずの人からお金を受け取れないってことで…僕が代わりにこのお金を持ち主に返すことになって…」


小山「そっそれでそのお金を……」


聖輝「はい…」