新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第5章 カメレオン
聖輝「…そういえば、あの人高そうな時計も着けてたなぁ…」
鷹人「時計?」
聖輝「うん、キラキラしてて…横に動物のようなものがデザインされてて…」
裕子「すごい独特な時計ね…」
「ほぉ〜…外国モデルのやつか?」
聖輝「うん、多分……」
鷹人「まぁ、何にせよ聖輝が無事で良かった良かった!」
聖輝「うん、ありがとう…」
「聖輝くん、そのお金はどうするの?」
聖輝「まぁ…渡されたからには…ちゃんと本人に返さないとって…」
裕子「そうよね、そんな大金いつまでも預かっておくわけにはいかないですもの。」
鷹人「探すアテはあるのか?」
聖輝「とりあえず明日、学校で友達に聞きながら探してみようと思ってる。」
裕子「見つかるといいわね、お金の持ち主。」
聖輝「うん…」
早く見つけて返さないと……