新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第6章 FULL MOON
お金を預かって3日が経った。
未だにスーパーで出会った男の人とは会えず、捜査は難航していた。
聖輝「ハァ…いつになったら返せるんだろう…」
大金を持ち歩くのってすごいドキドキする…
絶対不良達に絡まれないようにしないと…
狛犬「涼野くーん!」
聖輝「あっ、狛犬さん!」
狛犬「おはよう!」
聖輝「おはようございます!」
狛犬「いやぁ…今日もいい天気だねぇ〜」
聖輝「そうですね。」
狛犬「ほら!ニノも早くこっち来てよ!」
後ろを振り返ると、狛犬さんの友達の二宮さんがいた。
二宮「お前さ…朝からうざすぎるんだけど。」
狛犬「何で?いい天気だから走っただけじゃん!」
二宮「朝から元気すぎてうざい。」
狛犬「えぇっ?!ひどいよ!!」
二宮「ふわぁ…」
聖輝「あっあの…おはようございます…」
二宮「あぁ、おはよう…」
狛犬「涼野くんも一緒に学校行こ!」
聖輝「はい!」
僕は狛犬さん達と一緒に登校した。