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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第17章 制御不能

落ち着いて
冷静になると
だんだん腹が立ってきました

召使いにだって
休暇ぐらいありますし

好き勝手遊んでる
要様に
私が
誰とどうしようが
咎められる理由なんてありません

ましてや
恋人や夫婦じゃあるまいし
浮気を疑われてるみたいに
詮索されるのも
怒られるのも
おかしな話です

って
自分で言いながら
悲しくなりました

そう、私は彼女でも奥さんでも
無いクセに
要様に抱かれてる女性達に
嫉妬していたのです

私は
貴方の事を
好きになってしまったから

では、なぜ
貴方は怒るのですか?
嫌いな私の為に
感情を乱すのですか?

モヤモヤとした
感情と
行き場のない怒りが
込み上げてきて

私は
要様の部屋へと
殴り込み?
に行ったのでありました。

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