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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第12章 窓越しの紫陽花

要様の言葉に驚いていると

「女に不自由しないし
この年で

色んな経験積んで
普通とは違う生き方してる

誰にも
何でも負けない自信がある

お前が来るまではさ...
 
女なんて皆一緒で
ヤったら終わり
 
相手の気持ちなんか考えもしないで
捨ててきた
 
だから憎まれようが
刺されようが
 
どうでも良くて
その場しのぎの快感さえあれば良かった
 
ハッキリ言って
お前以外の人間に対して
 
何の感情も沸かないし
ゲス野郎なんだ俺

でも
お前とsexしたいのに

嫌われるのが怖くて
出来ないんだ

夏目、お前のこと抱きたいよ
めちゃくちゃに抱いて
お前の全てを手に入れたい

けど
いざとなると拒絶されるのが怖くて
臆病になる
 
お前の前だと、調子が狂うんだ

今すぐに
俺を受け入れろなんて、言わない
 
好きになれとも言わない

もし
俺の抑えが効かなくなって
 
我慢できずに
お前に触れたとしても
 
嫌うな………

俺の前から居なくなるな」

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