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歪んだ僕らの

第2章 狂気的な愛


僕何かおかしいこと言ったかな。

わかばちゃんがアイツに犯されて嫌だったのは本当だし、僕とわかばちゃんが両想いなのも勿論本当のことだ。

まあ、わかばちゃんから好きだって言われたことはないけど…

僕がこんなに愛してるんだからわかばちゃんもそうじゃないとおかしいよね?

「か、帰る…!」

「え、わかばちゃん!待って、」

「っ離して!」

ベッドから立ち上がったわかばちゃんの腕を咄嗟に掴むと振り払われた。

は…

わかばちゃんが僕を拒絶した?

「あおちゃんもきーくんもいきなりどうしちゃったの!?2人とも、もう嫌いだよ…!」

「きら、い…?」

「…私もう帰るから。」

出て行こうとするわかばちゃんの手をまた掴む。今度は振り払われないように強い力で。

「あおちゃん?…きゃあ!」

乱暴にベッドに放り投げてわかばちゃんの上に跨る。

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