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歪んだ僕らの

第3章 暴力的な愛


それから金曜日まで何事もなく、日は過ぎ去った。

アオは常に若葉を見ていて俺のことを時たま殺すような目で見てきてはいたが、特に何事も起きずに終わった。

若葉も何もなかったことに安心しているようだった。

「良かった〜あおちゃん、もう私の事は諦めてくれたのかも」

アイツのあの目を見てそう思える若葉はなんて能天気なのか。

…そうでないと1度レイプされた相手と一緒にいることなんて出来ないか。

「でも一応土日も気を付けておけよ。親はいんのか?」

「あ…お母さん達仕事でしばらくお家開けるんだよね…」

まあ親がいないことなんて既に盗聴器で知ってるんだけど。

「じゃあ俺ン家来いよ。」

「えっいいの?」

「一人でいる方が危ないしな、俺ン家にいた方が安全だろ」

「きーくん、ありがとう!」

ニヤつきを隠しながら微笑む。

あァ、あともう少し。

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