テキストサイズ

歪んだ僕らの

第1章 壊れた日

輝咲はわかばちゃんをどこに連れて行ったんだ…

いやそもそもなんで輝咲はわかばちゃんに怒ったんだ。

わからない、わからないけど…

何か嫌なことが起きてる気がする。


そんな僕の不安を更に煽るように2人は授業が終わっても戻ってこなかった。


…帰った?

いや、まさか。わかばちゃんの席にはまだ鞄がある。学校にいるはずだ。

「…探しに行こう」

まだ次の授業が残ってるけど、僕がいなくても気付かれないだろう。

それよりもわかばちゃんだ…。


僕は教室を飛び出した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ