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愛のおねだり

第1章 愛のおねだり

         30

 優さんは、あたしに精をくれ終わったあと、フゥと息をついて、あたしを優しく抱きなおしてくれました。
 「優希ちゃん
  ありがとう
  気持ちよかったよ」
 「あたしも
  とってもとっても
  気持ちよかったよ
  そしてね
  優さん
  わかったよ」
 「わかった?」
 「うん
  あたし
  はっきりわかったわ」
 「そう」
 「熱いのが
  ピュッピュッと
  いっぱいいっぱい
  きてくれたのが
  はっきりわかったわ
  優さんの
  精だと思ったら
  すごく
  嬉しかった」
 「うん」
 「優さんは
  あたしに
  いっぱいいっぱい
  精を
  くれたんだね」
 「優希ちゃんに
  いっぱい
  あげることができて
  嬉しいよ」
 「優さん
  あたしも
  ほんとに
  嬉しい」
 「優希ちゃんも
  エクスタシーに
  達してくれたみたいだね」
 「うん
  気持ちよくて
  気持ちよくて
  どうかなりそうだった」
 「はじめての
  セックスなのに
  エクスタシーに
  達してくれたんだね」
 「優さんが
  優しく
  愛してくれたからだよ」
 「優希ちゃんが
  私を
  好きだと
  思ってくれているからだよ」
 「だって
  だってね
  あたし
  ほんとに
  優さんが
  好きなんだもの」
 「私も
  優希ちゃんが
  大好きだよ」
 「優さん
  嬉しい」
 「優希ちゃん
  そう思ってくれるなら
  もういちど
  優希ちゃんを
  愛したいけど
  いい?」
 「えっ
  優さん
  ほんとに
  もういちど
  愛してくれるの?」
 「いい?」
 「いいに
  決まってる
  でも
  すこし
  恥ずかしい」
 「どうして?」
 「だって
  あたし
  おねだりが
  強いみたいだもの」
 「じゃあ
  やめる?」
 「優さんの
  いじわる
  あたし
  こんなに
  もういちど
  愛してほしいと
  思ってるのが
  わかっているのに」
 優さんは、ごめんごめんと言いながら、優しく優しく愛してくれました。

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