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溺れる

第2章 行った!

ソープ店の最寄り駅に着いたのは、午前8時半。
タイプとは違うとはいえ、初めてのエロいことだ。武者震いが、止まらない。
その震える手を抑えつつ、店に電話を入れた。
「ご利用ありがとうございます。車を出しますね」
「白いTシャツを着ています」

待つこと10分、黒塗りの軽自動車が俺の前に停車した。
「ヨシト様ですね?ゴージャス、です」
ヨシトは、偽名である。
ゴージャスというのは、ソープ店の名前。
「はい」
俺は、乗車した。

車は、混み合う上りとは逆な閑散な道をすいすい進んで、5分ほどで店に到着した。
ホームページで見たとおり、豪華な外観のいかにも、という店だ。最近は、外観がおしゃれでファッショナブルなところが多い。ここは、老舗(しにせ)である。

「それではまず、ここでお待ちください」
店の入口から少し奥に入ったところにある、ソファー室。
興奮は、だいぶましになっていた。テーブル上に、女の子一覧と書かれた冊子が、ある。
見ようかなと手に取りかけた時
「お客様。彩菜の用意が出来ました」
と声がかかり、俺は、2階に続く階段を上った。
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