妄想小説
第2章 セックス診断
少子化が進む中、政府は18歳になった男女を対象に18歳性交診断、通称セックス診断を導入した。
18歳の誕生日を迎えた遥も、今日はじめて診断を受ける。
「こんにちはぁ」
『いらっしゃい、18歳診断ですね。こちらへどうぞ』
遥が通されたのは、ダブルベッドだけが置かれた1ルームの小さな部屋だった。
一緒に入ってきた指導員は、背が高くがっしりした体型で、日焼けした肌に白い歯が眩しい男性だった。
『担当の桜井です。今日はよろしくお願いします』
「はい、よろしくお願いします…」