
放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)
第14章 夏祭りと朝焼け
「緑茶とかコーラやコーヒーもあったけど全部カフェインはいってるから……」
「あぁ、そっか。カフェインね」
「澄くん……不眠なんだよね?」
「あぁ、まぁ。……え、じゃあ俺のために?」
なんでそんな、いちいちドキッとさせてくんの。
……すげぇ、好き。
だから絶対、絶対に俺は何事もなく家に帰すから。
……色葉のこと、大事に扱うから。
「えっと……あ、テレビでも見る?」
色葉が沈黙の気まずさをかき消すようにリモコンをテレビに向けた。
「あ、それは」
止めるまでもなくついてしまう大画面。
『あぁ! あん!』
真っ最中のAVが映し出されて
「きゃああああ」
色葉の叫びが響き渡る。
電源ボタンを何度も連打して、ちかちかとついて消えてを繰り返すテレビ画面。
「き、きえない!」
ゆでだこみたいに真っ赤な顔して焦る色葉。
俺はいつの間にか、腹を抱えて笑っていた。
「ははっ、やめ……、腹いてぇ……っ」
こんなに笑ったのいつぶりだよってくらい笑う俺につられて、色葉も恥ずかしそうに笑った。
「澄くんってそんなに笑うんだ」
「色葉が笑かすからでしょ」
あ……色葉ってまた呼んじゃった。
距離が近づけば、理性が飛びやすくなる気がして、いやなのに。
俺は小さく深呼吸する。
「あぁ、そっか。カフェインね」
「澄くん……不眠なんだよね?」
「あぁ、まぁ。……え、じゃあ俺のために?」
なんでそんな、いちいちドキッとさせてくんの。
……すげぇ、好き。
だから絶対、絶対に俺は何事もなく家に帰すから。
……色葉のこと、大事に扱うから。
「えっと……あ、テレビでも見る?」
色葉が沈黙の気まずさをかき消すようにリモコンをテレビに向けた。
「あ、それは」
止めるまでもなくついてしまう大画面。
『あぁ! あん!』
真っ最中のAVが映し出されて
「きゃああああ」
色葉の叫びが響き渡る。
電源ボタンを何度も連打して、ちかちかとついて消えてを繰り返すテレビ画面。
「き、きえない!」
ゆでだこみたいに真っ赤な顔して焦る色葉。
俺はいつの間にか、腹を抱えて笑っていた。
「ははっ、やめ……、腹いてぇ……っ」
こんなに笑ったのいつぶりだよってくらい笑う俺につられて、色葉も恥ずかしそうに笑った。
「澄くんってそんなに笑うんだ」
「色葉が笑かすからでしょ」
あ……色葉ってまた呼んじゃった。
距離が近づけば、理性が飛びやすくなる気がして、いやなのに。
俺は小さく深呼吸する。
