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「……っ、でも、はぁ……っんぁ、あぁ……っ」



ちろちろと細かく動く舌先に喋ることさえ阻まれた。



下半身がじんじんとしてきて体をくねらせはじめたあたしの顔を、小笠原くんが見上げる。




（わ……。小笠原くんの舌が、あたしの胸を舐めてる……。）


その光景を見ただけで羞恥心も興奮も一気に強まってしまう。


なのに彼は、



「見てここ、こんなに固くなってるよ」


胸の先をツンツンと指でつついて、余計羞恥をあおることを言う。



指でいじりながら、もう片方はくすぐるように舌先が舐めて、強く吸って、キスをして。



「あぁっ、ん……っ」



どうしよう、気持ちいい……。


「姫路さんの小ぶりなピンクの乳首……めちゃくちゃ可愛いね」


ぎゅっと摘まれて、体が跳ねる。


「ああ……んっ」


「……それに感度も最高」




――ちゅ。ちゅぱ……



官能的な音。


高ぶってよがりたくなる。


いつのまにか拘束されていた腕は解放され、あたしは口元を覆った。



「顔、隠さないで」


「でも……恥ずかしい……から」


「姫路さんの感じてるとこ、俺にも楽しませて」



感じてるなんて。
どうしてそうやって羞恥を煽るの。


小笠原くんは、堪能するように胸の先を舐め回してあたしを確認するように見上げる。


「いい顔。めちゃくちゃえろい……」



やだ……こんな顔、見られたくないのに……。



だけど、隠しちゃ駄目って言われたから、手は小笠原くんの制服を掴み、顔を背ける。


あたしの胸に顔をうずめる小笠原くんが、かりっと、乳首を甘く食んだ。



「それ……だめ……っ。……は、っあぁん」



胸の先にしびれるような快感が走りつづけて、背中が反りかえる。



浅くなっていくあたしの呼吸、滲んだ汗。



うずくような下腹部にもじもじと腿をこすり合わせたら。



「……どうかしたの？」



その声と同時にあたしの足の間に、彼の足がわりこまれた。




まるであたしの体のうずきを見通すかのような意地悪な表情が目の前にある。



「もうこっち、触られたくなっちゃった？」



制服のスカートの中、ちょうど真ん中をツンとつつかれて、



「やぁ……っんっ」



待ちわびた刺激に、体が跳ねた。