無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「……十分準備できたと思うけど、どうする？」


甘い掠れ声に、くらっとさせられる。


「どう、する……って？」


「……俺と、ほんとに最後までしたい？」


その意地悪な目は、あたしが欲しがっていることをわかっていて聞いているんだ。



だから、彼はまたあたしの胸に顔をうずめて。



――ちゅう。


「あんっ」


イったばかりの敏感な体に甘い刺激が走る。


胸の先っぽをぺろぺろと舐める彼は、指で割れ目をそっとなぞった。


「……んっ、ぁ」


気持ちい……。おかしくなりそう……。


「……どうしてほしい？」


欲情するあたしを、愉しむいじわるな小笠原くんは。


ぬるぬると愛液を指にからめて、小さく膨らんだ敏感なところをくるくると優しくこすり始めた。


「あぁ……っあ……や、それ……っ」


もう、だめ。


やだ、やだ。
またイっちゃう。


ほんとに……。
もう、耐えられない。



「……っ、だめぇ……っ！！」




快感にぞわわっと鳥肌が広がっていった瞬間。



「……え？」



どうして……、止めちゃうの……？


快感に肩透かしを食らって、切なくてまゆが下がる。



「……はぁ、……はぁ」



欲情するあたしの熱い息遣い。



「ほんとえろいね、姫路さん」


小笠原くんは、クスリと笑う。