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放課後は、ヒミツの待ち合わせ。(R18)

第3章 ハジマリの日

「あぁ……! や……んっ、あぁん……!」


これだけでももう体が変になりそうなくらい気持ちよくて、頭までしびれそうなのに。


「ここかな。力抜いて、姫路さん」



そんな無理な要求をしてきた直後、



「いやぁぁ……んっ! ああぁ……っ!」



せめるような指の動きがどんどん激しくなって、声はボリュームを絞ることもできなくなる。



ぐちゅぐちゅといやらしい水音をたてて、二本目の指が飲み込まれるようにあたしの中に入る。



抜き差しされる二本指に、快感が止まらない。


足が……ガクガクする……。



「はぁっ、も、それっ! だめぇ……っ!!」



それでも彼は指を止めることなく、気持ちいいところばかりを激しく突いてくる。


奥のどこかを狙っているみたいに。



……それもう……変になっちゃうから……っ!



小笠原くんの肩に爪をたててしがみつき、小さく貫かれる震えるカラダで快感に耐える。



でも……もう、駄目かも……っ。



「ああ……、あぁんっ、あぁぁぁぁ……!」


ビクンと体が大きく跳ねあがる。


あ……頭、真っ白……。


小さく痙攣が続き、力尽きるようにソファに身を預けた。



「はぁ……っ、はぁ……」


荒い息遣いだけが、部室に響いている。



呼吸に肩を上下させて、とろんと熱をもつ目で小笠原くんを見ていると



「……イっちゃったね」



彼は優しく口角をあげて、あたしの頭を撫でる。


そこではっとした。


イクってこういう感覚なんだ……。


はじめて……イった。


なんかじんじんするよ……。



恥ずかしくて、顔を両手で覆うと耳たぶにキスをおとされた。


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