無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「……なんだ。痛いのかと思ったら」


細まった目はいたずらっぽくて


「ほんと感じやすい体してんね」



達したばかりでもかまわず、ぺろりと胸の先を舐めたり指で弾いたりしながら、自身をゆっくりと出し入れする。


あぁ、だめ。

気持ちよくて、おかしくなりそう……。



ピストンの速度がすこしずつ上がってすぐ耐え難い快感が押し寄せる。


「あぁん……っ、はぁ……っ、んぁ……」



ぐちゅ、ぐちゅといやらしい水音とあたしの喘ぎが響いて。


……もっと、欲しくなる。


あたしの乳首を口に含む彼の頭を抱きかかえるようにして、熱い息を漏らす。


彼は、焦らすのが好きなのかな。


そんなことを思ってしまったあたしを、小笠原くんはちらりと見上げる。


「……何？」


言ってごらんよ、そう続く声に。


「……全部、挿れてほしい……」


もう欲しくてたまらなくて、そう言ってしまった淫乱なあたし。


そう言わせるように仕向けていただろう小笠原くんは、くすりと笑った。


ちゅぱっと音を立ててあたしの胸から離れると、覆いかぶさるように向かい合い、



「……姫路さん、」



あたしの名前を呼んで、腰にゆっくりと圧をかけていく。



擦れていく感覚のあと、ずんっと奥まで入った瞬間。



「あぁぁぁー……ん……っ！」



目が細まって、快感の表情に変わる。


突き上がるような快感が下から上へとからだを貫いた。