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キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~

第8章 鬼畜変態野郎と再びセックス



「一人でするのも二人でするのも、どっちも気持ち良かった!また一人でしちゃうかも!」

「ソーデスカ」

「なれたらもっと気持ち良くなる?」

「ソーデスネ」

「頑張るね!」

「ハイハイ」

素っ気ない返事だけど、相手をしてくれる気はあるらしい。何だかんだで優しい人……いや、だまされてはダメだ。罰として私のハジメテを狙ってきた辺り、ただの鬼畜変態野郎だ。でも、それでもいいやと思う私も大概だ。

「引っ付かれるの好きじゃないの?」

「別に」

「嫌なら引っ付かないよ」

「嫌とは言ってねーだろ」

「嫌そうだよ」

「おまえのお得意な勘違いだ」

「じゃあ、嬉しいの~?」

「もっと引っ付いてほしいって俺に言われてーのか。いいぜ、言ってやるから土下座しろ」

「ほんとサイテーだね。さすがキツネ様のハジメテを平然と奪った鬼畜変態野郎なだけあるわ」

「ナカダシされて喜ぶ女にアレコレ言われたくねーな」

「あんた生意気よ!いい加減にしないとぶん殴るわよ!」

「寝言は寝て言え、このアホキツネ」

タバコタイムが終わったらしく、ベッド横のサイドテーブルに置いてあった手錠を手に取って、こっちを向いた。両手を差し出すと、手錠をつけて覆い被さってきた。

顔の横に肘をついて、首にチュッとキスをしてくる。くすぐったくて笑うと、ガリッと噛まれた。

「んッ」

「あんだけイったくせに、まだ足りねーのかよ」

この人の舌が首の皮ふを舐める。ゾワワッとして、でも嫌いじゃない。昨日の今日で、キモチイイことにハマってる自分にあきれながら、手錠を付けられた手で、この人の髪の毛を撫でた。

「するの?」

「お仕置きだって言っただろ」

「またお仕置き?つまんない」

「何ならいいんだよ」

「んー……私に夢中になるまでセックスに変更ね!」

「んだよそれ、まだ抱かせろよ」

「まだ?どーいう意味?」

「なんでもねえ」

「ねぇ、ねぇ」

「あ?」

「あんたとするセックスってすっごく気持ちイイね!」

「マジでハマってんじゃあねーよ、この変態ドMキツネ」

ゴキゲンな様子で鼻をガブリと噛んできたこの人に、笑みが溢れた。

「あんたはハマってないの~?」

「回数で察しろ、このアホキツネ」

二人でクスクス笑いあって、チュッとキスをして、それからまた、気持ち良いセックスをした。

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