
キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~
第3章 鬼畜変態野郎と野外でお漏らしプレイ
首輪をつけられたけど、だからって特に何かあるわけでもなく、その日はグッスリと眠った。
次の日、ごはんを作るのが面倒だからと言って、近くにあるカフェで朝ごはんを食べることにした。
「こうして見るとそれとなーーくカッコイイ」
おしゃれなカフェのテラス席で、無表情で新聞を読む姿は、とても真面目で硬派な感じがして、すごくカッコイイ。でもだまされるべからず。こいつは鬼畜変態野郎なのだ。
「鬼畜変態のくせに、今までよく独りで生きてこられたよね。何人の女の子をだましてきたんだろ」
「さっきからおまえのアホな思考がもれてるぜ。朝からやかましいんだよ、黙れよこのアホキツネ」
「キツネ様のことをアホキツネって言わないでよ!それにね、朝は元気にってのが両親の教えなの!」
「今は俺が主人だろ。【郷に入れば郷に従え】ってことだぜ。良かったな、俺のおかげで賢くなれた。ほら、アリガトウゴザイマスって礼を言え」
「お礼なんて言わない!教えてくれって頼んでないもん!」
「そうか、主人に礼すら言えないのか。罰として朝メシ抜き。おまえが頼んだパンケーキとフルーツは俺が食ってやる」
「ア、アアアアリガトウゴザイマス!」
「最初からそう言えよ。食い意地のはったキツネだぜ」
さすが鬼畜変態野郎だ。妙にトゲがあるというか、ネチネチしてるというか、性格が悪い。平和な世界を混沌に陥れているだけある。
「一体どんな人生を歩んだらそんな陰湿な性格になっちゃうんだろ」
「一体どんな人生を歩んだらアホ丸出しな性格になるんだろうな」
「ああ言えばこう言うみたいな男性って嫌われるんだよ」
「別におまえに好かれたくねーが、ためになる話をドウモアリガトウゴザイマス」
「あんたとってもかわいくないッ!!」
「そりゃ良かった」
早いところ信頼関係を築きたいのに、ここまで性格が悪いと不安だ。でも、やるしかないのだ。
