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キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~

第3章 鬼畜変態野郎と野外でお漏らしプレイ


「はぁ」

小さなため息をはいて、買ったばかりの雑誌を開いた。【これで好きな人を落とせるかも!?】という恋愛特集に興味がわいて購入した。

内容は特にパッとしないものばかり。あなたのこと気になってるよアピールが重要とか書いてるけど、そんなもんハッキリ言えばいいじゃんって思う。

自分に自信がないのなら、ダイエットするなり、お化粧を覚えるなり、自分に自信が持てるように努力するしかないの。空回りしても、努力した結果は付いてくる。その努力が自分を美しく輝かせるの。

でもキツネ様は魔族だ。人間の恋愛事情を知らないし、もしかしたら魔族と違うのかもしれない。【郷に入れば郷に従え】の通り、人間界の恋愛特集に従ってみるのもいいのかも。

「気になってるよアピールか」

「あ?何の話だ」

新聞を読むのを止めて顔を上げた今、これはチャンスだ。さっそく落としにかかろうと、鬼畜変態野郎にニコニコ笑顔で質問した。

「あのね、あんたを夢中にさせて落としたいんだけど、何をどうしたら私に夢中になってくれる?」

「何だよ、いきなり」

「夢中にさせて落としたいなって!屋根から落とせばいいの?」

「何で夢中にさせようとすしてる相手を屋根から突き落としてんだ。恐ろしいにもほどがあるぜ」

「どうやったら落ちるの?」

先に言っておこう。これらの質問はわざとやってる。夢中にさせて屋根から落とすって、どこぞのスクールデイズ並にヤンデレ過ぎる。それこそ魔族よりも魔族してるアピール方法だ。

今のは、あなたを夢中にさせて落とすってわざと宣言して、コイツ俺に気があるんじゃね?って意識させる作戦。あなたのこと気になってるよアピールってこーいうことだろ。

「そうだな、ないってこともねーぜ」

おおっ、うまくいったようだ。

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