
キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~
第5章 鬼畜変態野郎と縛りプレイ
今日はショッピングに行くと言われた。好きなものを買えって言ってくれたけど、そんな気分じゃない。なんせ絶賛フキゲン中なのだ。
ベッドに入ってナイフでグサリのために、外で裸になって四足歩行、お漏らしプレイをやったのに、約束が果たされてなかった。そのことを抗議したけど、軽くあしらわれたことが原因だ。
「ベッドならともにしたじゃあねーか。おまえを拘束してる間、一緒のベッドに居たぜ」
「そうじゃなくて一緒に寝るの!」
「一緒に寝るとは聞いてねーよ」
「……ハッ!?」
「ご褒美がほしいなら次のプレイを頑張るこった」
「ぐぬぬっ!人の揚げ足をとるなんざ、見損なったぜ、鬼畜変態野郎!」
「言っても学ばねーやつだな。ご主人様と呼べよ」
「おまえなんぞ変態鬼畜野郎で十分だ!」
それから一言も口をきかずに過ごした。鬼畜変態野郎も無口だったけど、私の怒り具合にようやく気づいて、ご機嫌を取るためにショッピングに誘ってきたのだ。そんなもんで機嫌が直るって思われていることが余計に腹立つ!
「飯の時くらい機嫌を直せよ。空気が悪くて嫌な感じだぜ」
「誰のせいだと思ってんのよ!」
お昼ごはんを食べようって話になり、鬼畜変態野郎が選んだ小さなレストランに寄った。店内は、八人ほど座れるカウンター席とテーブル席が五つ。言い方が悪いけど、こぢんまりしていて古くさい。そーいうレストランは嫌いじゃないけど、店主のオジサンがこっちをチラチラ見ていて、ちょっぴり嫌な雰囲気のお店だ。できることなら早く出たいし、ジュースだけ頼んでさっさと出ようと思う。
「何にするんだよ」
「オレンジジュース」
「それだけでいいのか?」
「あまりおなかが空いてないの」
「意味がわからん。何で飯が食べたいって言ったんだよ」
「違うお店でパフェを食べるからこれでいいの」
「おまえやっぱりアホだな。デザートは飯じゃないんだぜ。飯を食え、飯を。どれ、俺が選んでやろう。この季節のお野菜たっぷりサラダ、スープセットにするか」
「ってか、お手洗いに行くけど、勝手なことをしないでよ。いい?野菜なんか絶対に食べないから!」
「なるほど、フリか」
「フッてないわよ!」
鬼畜変態野郎に注文を任せるのは不安だけど、ちょっと我慢出来ないので用を足しにお手洗いへ。古くさい店なのにキレイなトイレで感動した。
