
キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~
第7章 鬼畜変態野郎とはじめての
「もっと、……いっぱいちょーだい」
グチャグチャになってぶっ飛んじゃいたい。もっと奥まで、体の芯まで、どうしようもない私の心まで、ドロドロに溶かして作り直してほしい。そうまでしないと、壊さないと、もう二度と会えないこの人のことを忘れそうだ。
「……このッ、強欲キツネ、アレもコレもほしがりやがって」
この人は見抜いてる。その感情も本質も全てを知ってて、それでも繋ぎ合った手を、どうしようもない私を丸ごと包み込んでくれる。
でも、この人が私を見抜いてるように、私だって見抜いてる。この人がどうしようもない男だってことを分かってて、この大きな手を振りほどかずに、アレを受け入れてる。……こんなの、同罪だ。
「……動くぜ」
「ンンッ!あっ…あッ!」
お互いの手を繋ぎ合ったまま、それは始まった。粘膜同士が絡み合う。その刺激がめまぐるしく体中を駆け巡る。
さっきと全然違うアレの感覚は、ゴツンゴツンと子宮の奥へと響いて、内側から私の輪郭を、ハッキリとした意識を奪って、壊して、こんなにも簡単に、私ってモノをあやふやにしていく。
「ああッ!ダメ!……またッ」
すぐに絶頂の波がきた。それに飲み込まれるのが急に怖くなって、繋いだ手を離そうとしたら、ギッと握り締められて、ベッドに押さえ付けられた。
「俺をほしがったのはおまえだぜ。やっと捕まえたんだ、……逃がしゃしねーよ」
「……だめっ、……だめっ!すごいのっ、イッちゃう!もうイッちゃ……イッ、……ンンン!!」
逃げられなくなった体は、あっけなく快楽の波に飲み込まれていった。それでもご主人様の快楽は続く。ゴツンゴツンと響くアレを受け入れるしかなくなって、止まらなくなって、止める気もなくなって。
「……もっとだ、……もっとほしがれ」
「……やッ……ア!……イクぅ!また!」
ユラユラと揺れる体とあやふやな意識のはざまで、この人の存在を刻みつけた。
