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おじさまとエッチ

第2章 ◆おじさまと嫉妬

「クーッ!堪らないな」

疲れた体にビールの美味さが染み渡るような気がした。

テーブルを挟んだ向こう側でビアルネスはニコニコしながらオレを見ていた。
いつもなら、隣りにちょこんと座って甘えてくるはずなのに…

「ビー、こっちにおいでよ」

「う、ううん」

促されて隣りに腰を下ろした。
オレは肩に腕を回して抱き寄せる。そのまま顔を寄せて口唇を重ね合わせた

ンチュ

ビアルネスの体が強張っているのが伝わった。
かまわず、Tシャツの上から胸を掴んで揉みしだく

「お、おじさま…」

「エッチしよう」

オレは正直に言った。

「明日、早いから…寝なくちゃ」

ビアルネスはどこかオドオドした様子でオレを避ける。

「誰と遊びに行くんだっけ?」

「高校のトモダチだよ」

ビアルネスは体を起こして離れる

「ふーん、じゃ寝るとするか?」

シングルベッドは狭くて抱き合って寝ないと落っこちそうだった。

「ベッド狭いよね…ビー下で寝てもイイよ」

「大丈夫だよ。こうして抱きしめて寝るから」

ビアルネスを壁側に向かせて背後から抱き合って横になる。
いつの間にか眠りにおちていた。

「ううん、わっ!」

いつものよう寝返りを打とうとしてシングルベッドから転げ落ちた。
ビアルネスはスヤスヤと眠っている。

「5時か…」

すっかり目が覚めてしまった。
カーテン越しの窓はまだ暗く、肌寒い

オレはベッドに戻り、温もりを求めて彼女を抱きしめる

甘い香り
柔らかい体

知り合ってまだ1ヶ月しか経ってないのにオレはビアルネスに執着していた。

「ダメだな…」

束縛するオトコなんて嫌われる理由トップ3だよ。

「おじさま、ごめんなさい」

「あ、起こしちゃったな、ゴメン」

「ううん、違うの…ビーはウソついてるの」

そう言うとビアルネスはメソメソ泣き出してしまった。

「え?え?なんで泣いてる?」

「ホントは出かける予定なんてないの」

しゃくり上げながらそう言いだした。

「訳がわからないよ。ちゃんと説明して」

「アレが来ちゃたの」

「アレって?」

そう言った途端、オレは理解していた。

「あぁ!」

「おじさま、ごめんなさい」

「な、なんで謝るの、フツーの事でしょ」

「だって、エッチしてあげられない」

あぁ、それでウソをついたのか…

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